フリーランスエンジニアの年収は正社員より高い?

フリーランスエンジニアの年収

もしあなたが正社員を辞めて、フリーランスエンジニアになろうとしているのであれば、一番気になるのは年収だと思います。

結論から言いますと、PE-BANKなどを通してSES契約で働いていたら、正社員よりも年収は高くなります。

ただし、正社員と個人事業主ではそもそも税金の制度が違うので、年収だけで比較できるものでもありません。

今回はフリーランスエンジニアの年収について書いていきます。

SES契約で働くフリーランスエンジニアの年収は正社員よりも高い

SES契約で働けば、中小企業の正社員よりは年収は高くなります。

フリーランスエンジニアになれば、少なくても年収は600万円以上になれます。

 

年収だけが全てではありませんが、少なくても派遣社員としてどこかの企業に常駐するよりは、SES契約のフリーエンジニアのほうがメリットは多いです。

一方、正社員と比較してフリーランスエンジニアの方が良いかと言われると、人によると思います。

 

なぜSES契約のフリーランスエンジニアになると年収が高くなるのか

なぜSES契約のフリーランスエンジニアになると年収が高くなるのでしょうか?

その理由は中間搾取されるマージンが減るからです。

 

あなたが正社員であろうと、派遣であろうと、フリーランスエンジニアであろうと、発注する企業がエンジニア一人に支払う単価は変わりません。

でももらう側のあなたは、立場によって受け取れる金額が変わります。

なぜなら、発注する企業とあなたの間に何かが挟まっているからです。

挟まっているものとは

挟まっているものは会社です。

発注する企業から支払われた金額から会社が利益を抜いて、あなたに給与として支払われます。

この抜かれるマージンがもっとも低いのがSES契約のフリーランスエンジニアなのです。

だから年収が高くなります。

 

正社員だとどれくらいマージンが抜かれるのか

受託専門のブラックソフト開発会社に勤めていた私の場合ですと、単価60万円でも、残業無しだと25万円くらいでした。

ちなみに新入社員ではなく、5年以上勤めていた場合の例です。

実に5割以上が会社に抜かれていることになりますね。

 

この抜かれた分がオフィスの維持費、社長の報酬、まだ稼ぎのない新入社員の給与に充てられます。

そのような現状をまだ洗脳できていない社員に見せてしまうと、辞められる恐れがあるので、プロジェクトの単価を知れるのはベテラン社員だけとなります。

 

まとめ

年収だけで語れば中間マージンの少ないフリーランスエンジニアが高くなります。

ただそれだけを理由にフリーランスエンジニアになるという考え方は危険です。

50代以降でも仕事を生み出したり、取ってこれる自信があるのであれば、フリーランスエンジニアに挑戦してみてもいいかなと個人的には思います。

 

この記事を書いた人

斉藤 貞義

プロミディア合同会社代表。
会社員として約13年間、ソフトウェア開発の経験を積み2015年にPE-BANKに所属して独立。
システムの受託開発をメインとしながら、プログラミングスクール講師、Udemy講師、アフィリエイトサイト(30代のプログラミングスクール選び)の運営も行っている。