さくらサーバーからmixhostへWordPressを移行する手順

[WordPress]さくらインターネットからmixhostへサーバー移行する手順

プロミディア合同会社の斉藤です。

レンタルサーバーを乗り換える際には、WordPressのデータを新しいレンタルサーバーに移動させる必要があります。

サーバー移行の作業自体はそれほど難しくありません。

ただし、やり方を間違えてしまうと元に戻せなくなる恐れもありますので、サーバー移行作業は慎重に行いましよう。

この記事ではさくらインターネットからmixhostへWordPressを移行する手順を解説していきます。

注意事項

本記事を参考にして作業した結果のトラブルについては保証いたしかねます。

サーバー移行の作業については、あくまでご自身の責任で作業していただきますようお願いいたします。

サーバー移行の流れ

サーバー移行全体の流れを解説します。

  1. さくらインターネット上のWordPressファイル、データベースのデータを取得
  2. mixhostにそれぞれ移す
  3. WordPressの設定ファイルを書き換えて、mixhost上のデータベースに繋ぐ
  4. 独自ドメインの設定変更

特定のレンタルサーバーに依存しない手順

さくらインターネットで行う作業

ここからは実際の移行作業に入っていきます。

まずは移行元であるさくらインターネットから必要なファイルを取得します。

※移行作業中にさくらインターネットのファイルは削除しないでください。ファイルやデータベースを削除さえしなければ、仮に失敗してもやり直すことができます。

WordPressファイルをダウンロード

さくらインターネットのファイルマネージャーを開く

さくらインターネットのコントロールパネルから「Webサイト/データ」→「ファイルマネージャー」を選択


さくらインターネットのファイルマネージャーからダウンロード
移行するドメインのWordPressデータをフォルダごとダウンロードします。

zipのままで開始を押す
ダウンロードのダイアログが表示されるので、「開始」ボタンを押します。

ダウンロード完了

ダウンロードが完了すると、デフォルトであればダウンロードフォルダ内にzipファイルができます。

これでWordPressファイルのダウンロードは完了。

ダウンロードしたファイルはmixhostにアップロードする際に使用します。

データベースのデータを取得

続いて、さくらインターネットからデータベースのデータを取得します。

MySQLAdminを開く

さくらインターネットのデータベースを開く

さくらインターネットのコントロールパネルから「Webサイト/データ」→「データベース」を選択します。


phpMyAdminボタンを押す
phpMyAdminログイン」ボタンを押します。
phpMyAdminの実行ボタンを押す
phpMyAdminのログイン画面が表示されるので「実行」ボタンを押します。

移行対象のデータベースを選択
移行するデータベースを選択します。

エクスポートを押す
エクスポート」を押します。

実行を押します。
そのまま「実行」ボタンを押します。

ダウンロード確認
拡張子「.sql」のファイルがダウンロードされていればOK

以上が移行元であるさくらインターネットで行う作業内容となります。

mixhostで行う作業

続いて移行先となるmixhostで行う作業について解説していきます。

mixhost上に独自ドメインを登録

cPanelのドメインをクリック
mixhostのcPanelにログインし、ドメインを選択します。

Create a New Domainボタンを押す
「Create A New Domain」ボタンを押します。

mixhostのドメイン登録

ドメイン名入力、チェックを外す、送信ボタンを押します。

※デフォルトではチェックが入っているので注意

ドメイン登録完了
成功するとドメイン一覧に追加されます。

データベースを作成

MySQL@データベースウィザード

mixhostのcPanelからMySQL@データベースウィザードを選択します。


データベース作成
データベース名を入力し「次の手順」を押します。

データベースユーザー作成

データベースユーザーを作成し「ユーザーの作成」を押します。


データベースに権限を付ける

すべての権限」にチェックを入れ、「次の手順」を押します。

データベース作成完了

データベースの作成が完了しました。

次に、このデータベースにさくらインターネットでエクスポートしたデータをインポートしていきます。

データベースのインポート

mixhostで作成した空のデータベースに、さくらインターネットでエクスポートしたデータをインポートします。

mixhostのphp MyAdminを開く

mixhostのコントロールパネルから「phpMyAdmin」をクリック。


作成したデータベースを選択

先ほど作成したデータベースをクリック。


インポート

インポートをクリック。


エクスポートしたsqlファイルを選択

アップロードファイルのところで、さくらインターネットからエクスポートしてきたsqlファイルを選択し「実行」を押します。


インポート完了

これでデータベースのインポートは完了となります。

WordPressファイルをアップロード

ここではさくらインターネットからダウンロードしたWordPressの全ファイルをmixhostにアップロードしていきます。

mixhostのファイルマネージャーを開く

mixhostのコントロールパネルから「ファイルマネージャー」を開きます。


アップロードを押す

public_htmlをクリックしてから、「アップロード」ボタンを押します。


ファイルアップロード画面

さくらインターネットからダウンロードしておいたzipファイルを選択し、アップロードします。


展開する

アップロードしたファイルを選択し、抽出ボタンを押します。


そのままExtract File(s)ボタンを押します。

zipファイルが展開されますが、すでにドメイン登録した同名フォルダが存在するので、その中にファイルが展開されていきます。

設定ファイル(wp-config.php)の編集

WordPressからデータベースに接続するための設定ファイルを編集します。

wp-config.phpを選択し、編集ボタンを押します。


そのままEditを押す。

DB_NAME、DB_USER、DB_PASSWORDの値をそれぞれ、mixhostで作成したデータベースの値に書き換えます。

DB_HOSTは「localhost」に設定してください。

独自ドメインのネームサーバー変更

最後に独自ドメインに設定しているネームサーバーを変更します。

※ここではお名前.comの画面を掲載しています。

ネームサーバー1 : ns1.mixhost.jp

ネームサーバー2 : ns2.mixhost.jp

ログイン確認

しばらくしたらネームサーバーの変更が反映されるので、ブラウザからWordPressの管理画面にログインできるかを確認します。

実データの置き場所が変わっただけですので、WordPressのログイン方法は今までと全く同じです。

※ネームサーバーの変更が反映されるまで、結構時間がかかります。私の.comドメインでは3〜4時間くらいかかって変更が反映されました。

まとめ

プラグインを使わず、さくらインターネットからmixhostにWordPressを移行する手順を解説してきました。

この記事を書くのにけっこうな時間がかかりましたので、ご覧いただいた方の参考になれば報われます。

この記事を書いた人

斉藤 貞義

プロミディア合同会社代表。
会社員として約13年間、ソフトウェア開発の経験を積み2015年にPE-BANKに所属して独立。
システムの受託開発をメインとしながら、プログラミングスクール講師、Udemy講師、アフィリエイトサイト(30代のプログラミングスクール選び)の運営も行っている。